WordPressをマルチサイト化したときの注意点
こんにちは(^-^) Greです。
WordPressをサブディレクトリ形式でマルチサイト化したところ、シングルサイトで使用できた機能が使えなくなっていることに気がつきました。
それらについてまとめておきたいと思います。
WordPressをマルチサイト化したときの注意点まとめ
ルートドメインでのサイトのパーマリンク設定について
サブディレクトリ化するとルートドメインのサイトでのパーマリンク設定のカスタム構造に 「/blog/」が初期値で入ってしまいます。
これについては、フォルダ分けするために必須なのだろう、と私はそのまま親サイトを運営してしまったのですが、「/blog/」を削除する方法がありました。
WordPress 3.4.xのマルチサイト化の際に親サイトのパーマリンク設定の「blog」を消す方法
(別サイトです。こちらを参考に設定を変更するとよさそうです。)
私はブログ記事を書いてから、このサイトを見つけたので設定は変えませんでしたが、最初に知っていたら変えたかったところです。
同じテーマを複数の子サイトで使用する際のテーマ編集について
サブディレクトリ化すると初期設定では、各テーマのテーマ編集は「サイトネットワーク管理者」のダッシュボード内からしかできません。
つまり、同一テーマを複数の子サイトで使用する場合に、親サイトのテーマ編集(style.cssなど)から設定を行うため、親サイトでカスタマイズした内容がすべての同一テーマの子サイトに反映してしまいます。
私も複数のサイトで同じテーマを使用しておりますが、同一のレイアウトで背景画像を変えるのみでサイト運営しているため特に問題はありません。
逆に1回のテーマ編集ですべての子サイトのレイアウトを編集できるため、便利なときもあります。
ただし、それぞれの子サイトで同一テーマを使いつつ、別のカスタマイズをしたいという場合は、同じテーマを複数インストールして使い分けする方法があるそうです。 これについてはまだ試していないので、実際にサイトを作成した際に詳しい記事をアップしたいと思います。
サブディレクトリのPing通知の設定方法
マルチサイト化すると、各サイトでのPing通知の設定項目がなぜか消えてしまいます!
通常は、各サイトのダッシュボード内「投稿設定」⇒「情報更新通知」にてPing送信先を設定できるのですが、マルチサイト化すると項目ごと表示がなくなります。
マルチサイト化する場合は、サイトごとにPing送信先は変える必要があるので、サイトごとに設定したいところですね。これについてはPing通知を有効にするプラグインがいくつかありますので別記事にて詳しくご説明したいと思います。
プラグインのインストールと有効化について
マルチサイト化すると、プラグインのインストールは「ネットワーク管理者」のダッシュボードから行います。プラグインを有効化する際は「ネットワーク管理者」にて「ネットワークで有効化」する場合と子サイトにてそれぞれ「有効化」する場合の2種類があります。
プラグインによっては「ネットワークで有効化」しても子サイトで使用できないプラグインもあるので、子サイトのダッシュボード側で一つずつプラグインの有効化をする必要があります。
※テーマについても「ネットワーク管理者」にてインストールと「有効化」を行います。子サイトでは「有効化」できないので注意!
マルチサイト化したときに絶対にやっておくべきこと!
以上、簡単にマルチサイト化した場合の注意点をご説明しましたが、一番大事なことは、
定期的にバックアップをとること!
です。
WordPressにもバグがありますし、マルチサイト化してサイトに不具合が発生したら、すべてのサイトにその不具合が影響します。
そこで定期的にバックアップをとっておいて、1週間前、3日前のバックアップにいつでも戻せるようにしておくことが大事です。(バックアップはサーバー管理画面から行います)
当たり前のことですが、style.cssなどのテーマ編集をする前にもコピペでファイルに内容を残しておいて、万が一、サイトレイアウトが崩れた時に前の状態にいつでも戻せるようにしておきましょう。
たいていの場合、
バックアップをとっていないときに限って、トラブルが起きる!
ものです。
大事なサイト、しかも複数のサイトを一度のテーマ編集で使えなくなってしまわないよう、バックアップは定期的にきちんととっておきましょう!