娘のアトピー悪化に思うこと~ステロイド剤等の使い方は難しい
こんにちは(^-^) Greです。
今日は中学生の娘2と皮膚科に行ってきました。
いつもの皮膚科ではなく新たな皮膚科へ…
娘2はあかちゃんの頃からのアトピー性皮膚炎なのですが、小学生の間は落ち着いていたものの中学に入ってまた悪化しており…しかも顔や目立つ部分に出るようになって少々てこずっています。
まぁ、二人目ともなると、「う~ん、困ったなぁ…」という程度で近所の皮膚科で処方してもらったステロイドをひどいときに続けて使って治ったらやめる、という感じなのですが。(ステロイドの副作用についてはかなり詳しく理解しているつもり)
私も子供の頃からのアトピーでステロイドを時々使ったり、ときには放置しつつ、大人になる頃には治っているので、娘のアトピーとは気長にボチボチつきあっていくつもりでいます。
それでも中学生女子!
お年頃でもあり、顔全体に出ていると目立つので、通っている塾の理系T(ティーチャー)から
「顔の湿疹、治らないんなら医者を変えた方がいいんじゃない?」
というメディカル・アドバイスをいただいたので…(苦笑)
~いつもながら面倒見のいい理系Tです(ちなみに男性)~
単純にステロイド剤をやめて様子をみていたのですが、これを機に別の医者を受信してセカンドオピニオンを聞いてみよう(ステロイド以外の治療法があるかも?)、と仙台駅近くの皮膚科を訪ねました。
女性の医師からはほとんど何の説明もなく、「これ使ってみて」と顔用に非ステロイドの『プロトピック』なる塗り薬が処方されました。
自宅に戻ってから不安になり、ネットで調べてみたところ、
- ステロイドほど種類は無いものの、副作用がある
- プロトピックで悪性リンパ腫になった事例が大阪と東京である
- 発癌性が指摘されており、安全性が微妙
- 西洋医療最先端のアメリカでは数年前は使われていたが、現在はほとんど使われていない
というマイナス面があり、それを上まわるメリットが感じられません。
新薬のため、使用者の数十年後の状況報告がないこと等を考えると、落ち着きつつある娘の場合は現在使うべき塗り薬ではないと判断しました。
子供がアトピーである場合、親(特に母親)に治療法を判断する責任が預けられ、どの治療法を選ぶかによって子供の将来の肌がどうなるかが変わってくるというのはけっこうな重圧感があります。
また、ネット上にはいろんなアトピー情報が氾濫しており、すべてが正しいとはいえない可能性がある(商品を売ろうとして間違った情報が載っている場合あり)ため、適切な判断をして正しい情報だけを採用していく判断力が求められるなぁ…と感じました。
自分の子供があかちゃんの頃に「アトピー」や「ぜんそく」と診断されるとけっこう母親的には精神的にきつかったりもします。私も娘2が0歳児の頃に「ぜんそくですね」と医師にいわれたときは、心にズシンと響きました…。(たかがぜんそく位で…命に関わる病気でもないのに…)
でもまぁ、そこは一度「深呼吸」して気持ちを落ち着けて、冷静に淡々と①いい医師を見つけて②ついていく、ということが求められているのかもしれません。
実際にネット検索すると、『プロトピック』の副作用をいっさい載せずに、いい情報だけをアピールして通信販売しようとしているサイトもありました。(しかも病院で買うよりかなり高額)
『プロトピック』という薬のおかげでアトピーが落ち着いて、普通の暮らしができている人もたくさんいるので、一概に悪い薬だとは思いません。ただ、使うのなら副作用を理解したうえで、それを上回るメリットがあるからこそ使いたい。その説明を詳しくしないままに、薬を処方するのは医師のモラルとしてどうなのだろう?と思うのです。
いますぐにきれいに治る薬を求めている患者と、すっかりきれいにならなくてもいいから将来にわたって健康に暮らしていきたい患者と…相手が何を求めているのかを理解するのは難しいのかもしれませんが…。
私も便利なのでついついネットで調べ物をしてしまうのですが、これからの時代はあふれるネット情報をうまく取捨選択していく判断力が重要だなぁ、と実感したできごとでした。
これからの時代を生きる娘たちにも伝えておかないと(^-^)