子離れのすすめ~18歳を目標に~
こんにちは(^-^) Greです。
さて、今日は「子離れ」について考えてみます。
我が家の子離れ
さて我が家の長女はひょんなことから遠くの大学に進学することになってしまい、この春からひとり暮らしをすることになりました。
本人は直前の3月まで「ひとり暮らし…したくない~(泣)」としくしく泣いているタイプ(ワンコのように群れで暮らしたいタイプ?)だったし、私も「遠くに娘が行ってしまうのはさびしい…」と心の中では思っていたのですが、なぜかその道に進むような流れができてしまったのです。
不思議なのですが…強い流れに押し流されてそのような道に進むことになってしまった感じ。
でも今となっては「これでよかった!」「これがベスト!」と思っています。
というのも毎晩1時間もバカ話をして大笑いして過ごしていた私と娘1。
一緒に暮らしていたらお互いに依存する気持ちが捨てきれず、いつまでも母娘離れができなかったと思うからです。
一緒に暮らしていると、夜遅く帰ってきた娘に「何してたの?」と聞いてしまうだろうし。
「学校どう?」「友達できた?」と小学生のようなことも聞いてしまいそうです。
娘からしてもひとりでできることも母や父に頼ってしまうだろうし。
ひとり暮らしをしていたら新たに体験できるだろうことも全然経験のないまま社会人になってしまうことになります。
18歳から22歳という黄金時代に新たな経験の機会を積んでしまうのはもったいないですよね!
放任子育てのおすすめ
私はというと、親はかなりの放任主義で学生の時も門限すらない家庭だったのですが。(といっても田舎なので終バスの時間は決まっています!終バスに間に合わないときは都内の友人の家に泊めてもらっていました…)
私は怖いもの知らずの性格だったので、友達と北海道2週間の旅をしたり、それに影響を受けてバイクの中免をとり、一人で北海道や東北ツーリングにも出かけていました。
バイトをしてヨーロッパ一周やアメリカ旅行にも行きましたし、サークル活動で帰りは毎日遅かった気がしますが何もいわれませんでした。かと思うと休日に予定のない日は一日中ベッドで本を読み更けっていましたが、親には何もいわれず…。専門科目を落として留年の危機にあったときや就職活動中も親からは一切何も口出しもありませんでした。
自由にいろんな経験をさせてくれた親には感謝していますし、あれこれ先回りして口出しされなかったことで、マイナスの時期にも無駄なプレッシャーを受けることがありませんでした。
実際、20代のリア充の男女にアンケートをとったところ、親は放任主義だった、勉強しなさいといわれたことがない、という人がほとんどだったという記事を読んだことがありました。それを見てもわかるのは、目をかけつつも手を出さずに育てることのメリットは大きい!ということでしょう。
失敗する経験が少ない今の子供たち
今の子供たちは、親からの情報提供が多すぎてプレッシャーも大きいし、前もって注意を受けることで失敗の経験が少なすぎると思います!
これは子供本人のためになっているようで、長期的に見ると逆だなぁと感じます。
というのも子供のうちに失敗して、それを反省して、次に活かす、という経験を積んでいかないと、大人になってから起こるであろう数々の仕事上の失敗に対処できなくなってしまうからです。
その結果、就職して1年目で挫折して辞めてしまい、職を転々とする癖がついてしまったり、働くより家にいた方が楽チンとニートになってしまったりするのではないかと思うことがあります。
会社で新人たちを見ていても、失敗するとすぐにしょぼーんとなってしまって気持ちの切り替えができず、対処できずに投げてしまう子もいれば、失敗してもすぐに謝ってどう対処しようか?と頭を切り替えられる子もいるし、本当にいろいろです。それを見ていると、今までどれだけ失敗してきたか、そしてそれをクリアしてきたかの経験値の違いなのかな?と思ってしまいます。
男子と女子の違いもある
「過干渉」は子供にとっていいことはない!というのはわかりきってはいるのですが、実際に親になってみると意外と「干渉」してしまうものです。なので意識的にブレーキを踏んでいかないとムズカシイ…。
それでも、女子は中学生にもなると母親に「もう、かまわないでくれる?」と意見するようになるので、母親も目が覚めてブレーキを踏むようになります。
問題は男子です。
男子は母親に文句をいうと後が面倒なので何もいいません。なので母親もブレーキを踏む機会がないままに子供が大人になってしまい、いつまでも息子の行動に口を出すことが多いように感じます。
たとえば、息子が結婚するとなったときに式場選びに口出ししてきたり、住むところについて口出ししてきたり…。
我が家は長女と次女の年齢差が5歳ありますが、長女が3歳位の頃「子供がひとりじゃかわいそうだよ」といってきたのは実母ではなく義母の方でした…。(全然かわいそうじゃないと私は思っています。一人っ子は兄弟のいないことによる学びがあると思いますし、兄弟がいる子はそれによる学びがあると思っています。)
義母をみていると、息子ふたりは母親に何~にもいわずに従ってきたんだなぁ、と感じます。それを優しいとみるのかどうかはおいといて…
私の実母は娘達からギャンギャンいわれたので…かなり丸くなりました。娘から強制子離れさせられた、という感じでしょうか…
子離れは母親みずから!
ということで、母親みずからが意識して「子離れ&親離れ」できるよう方向づけていくことをお勧めします!
子供が高校に入ったら、3年後に巣立ちできるよう少しずつ子供から目を離していく。
18歳になったら、一緒に暮らしていたとしても子供の生活に口出ししない。
というふうに距離を置いて見守っていくのがいいと思います。ただし、間違った道に進まないよう、ときどきのチェックは怠らずに…
子育ての最終目標は「失敗しない人に育てる」のではなく、「失敗しても、そこから自分で対処方法を考え、自分で立ち直っていける人に育てる」ことです。
子供のせっかくの「失敗経験」「挫折経験」を奪わないようにしたいものです。
愛する自分の子供が将来ひとりで生きていけるように…
「ライオンの親は子供を崖から落とす」
「かわいい子には旅をさせろ」
などとはよくいいますが、昔のことわざはあなどれない、と思う今日この頃(^-^)